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漫画で解説

毒親って何?の巻

就活にも、結婚後も子の人生に干渉 なぜそうなった?

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虎鉄先生が受け持っている生徒の親の中に「毒親」っぽい人がいるそうです。 毒親とは「子供の人生を支配するような親」のことで、最近エッセーや映画でも話題になっています。 例えば、漫画家の田房永子さん。中経出版から『母がしんどい』というコミックエッセーを出版しました。 自分で判断することができず、結婚を機に両親と決別しました。 また、タレントの小島慶子さんは著書『解縛』(新潮社)の中で、摂食障害や不安障害の原因が実は成育環境にあったことが分かったと明らかにしています。 2013年にベルリン国際映画祭で最高賞の「金熊賞」を受賞した『私の、息子』は、監督自身と母親の関係を描いています。
女優の小川真由美さんを母親に持つ小川雅代さんの本の内容も壮絶です。 自宅に「霊能者」や「教祖」が入り込み、母から精神的な虐待を受け続け、自殺未遂をしたこともあるそうです。 親はありがたい存在であるはずなのに…どんなことをするのでしょうか? 「子供のため」を口実に過剰に干渉し、子供の自立を妨げます。 子供が思い通りにならないと攻撃し、人格を否定する。 こんなふうに育てられた子供は30代から40代になっても「生きづらさ」を感じ、カウンセリングなどを受けるとその原因が親だと気づきます。 彼らの親は60代から70代で、企業戦士の父親と専業主婦の母親という夫婦が多かった世代です。
少子化で親の関心は更に子供に集中します。 子供を母親の欲望や支配の対象にしてしまったと分析する人もいます。 更に高齢化や晩婚化で、親は子供をいつまでも独占できるようになってしまいました。 子供は「良い子」であり続けようと自分自身にふたをし続け、ある日爆発する…という構図です。 就職活動にすら口を挟む親が増えているそうです。 2013年「ディスコ」の調査によると、学生の親から連絡を受けたことがある企業は全体で「ある」が15・9パーセント。従業員1000人以上の大企業に絞ってみると、その割合は22・6パーセントにも上ります。 そんな学生はもちろん不採用だそうです。 職場トラブルのもとですからね。 就職が子育ての「総仕上げ」だと思われているのかもしれません。 しかし今は、親の世代と違って一流企業への就職は困難です。 親は期待をかけて過剰に干渉しますが、子供は「重い」「しんどい」と感じてしまうのです。
何年か前には子供が親を殺す事件も起きました。 「まじめで普通の子」であったケースも多いのです。 反抗を許されず、自分の居場所をなくし、最終的には邪魔者である親を殺してしまう…そういうことなのかもしれません。 子供には、どう接したらいいのでしょうか。 虎鉄先生は「あるがままの姿を受け入れることだ」と言います。 自分の親の期待に応えられなかったリベンジの道具として子供を使う親があまりにも多いようです。 価値観を押しつける前に、子供言い分を黙って聞く。 虎鉄先生いわく「無条件の愛」です。

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