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「ウエストサイド物語」で名曲「トゥナイト」を歌うトニー役の古城都(左)とマリア役の八汐路まり

◇限界に挑み、可能性広げ

 宝塚歌劇の出発点は、日本物の作品をオーケストラの演奏に合わせて上演する「独自の音楽劇」の創造。今でこそ宝塚流にアレンジした「エリザベート」「ミー&マイガール」「ロミオとジュリエット」など、海外発のミュージカルが当たり前のように上演されているが、海外作品上演の一歩を踏み出した先人たちには多くの苦労があった。

 輸入作品第1号は1967年、ブロードウェーミュージカルの「オクラホマ!」だった。高度経済成長期で日本中が勢いづいていた時代。「宝塚も新しい挑戦をして、可能性を引き出そうとしていたのね」。月組トップ娘役で出演した八汐路(やしおじ)まり(在団年59〜70)はそう考える。

 演技に悩んでいた時期だった。当時、宝塚は「お嬢さん芸」と皮肉られることもあった。女性が見せる男役の芸を際立たせるため、娘役にも誇張した芸が求められる。「大劇場で豪華な衣装をまとい、客席まで伝えるには、所作や物言いで『らしく』見せることはすごく大事。私はそれを(演出家の)白井(鉄造)先生に徹底的に教わりました」。その半面、「これでいいのか」という迷いもあった。

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