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駿河台大学専任講師で、ハッカーの思想に詳しい八田真行氏が、日本初の本格的な匿名内部告発(リーク)サイト「Whistleblowing(内部告発).jp」を2015年に開設する。サイトの仕組みや具体的な使い方、意義、現状の課題などをまとめた。【尾村洋介/デジタル報道センター】
1:何ができるの?
内部告発などの際に機密性の高い情報を、自分の身元を隠して、サイトに登録したジャーナリストに対し伝えることができる。Tor(トーア)というインターネットの匿名化技術を利用する。顔や声、名前、電話・ファクス番号、メールアドレスなどはもちろん、使ったコンピューターのIPアドレス(ネットワークに接続された端末の識別番号)さえも他人に知られることなく、情報提供できる。
このサイトでは、告発情報の受信者(ジャーナリスト)ばかりか、サイト管理者にも投稿者の身元はわからない。八田氏は「仮にサイトのサーバーが押収されても、告発者の身元は明らかにならない」と説明している。
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