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この本「『はやぶさ』−2つのミッションを追って “HAYABUSA”ミッション9年間のドキュメント」(誠文堂新光社、1512円)は、「はやぶさ」ミッションを書いたものなのですが、ちょっと異色です。それは映像作家である僕が、「はやぶさ」「はやぶさ2」ミッション(「はやぶさ」は2003年5月に打ち上げられ2010年6月に地球帰還)の傍らで歩み続けた9年間を綴(つづ)ったものだからです。そしてもう少し言えば、それは僕だけのものではなく、「はやぶさ」を応援した沢山(たくさん)の人達と共に歩いた道程でもあります。僕は今、この本を書き終えて、映画という媒体、そして映画作りという過程が、人と人とを繋(つな)ぐ橋渡しになったのだと強く実感しています。
僕が作ったのは、プラネタリウムのフルドーム映像作品です。まだ「はやぶさ」が小惑星イトカワにいた頃に、地球帰還を願って作られた「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」。そして、「はやぶさ」の帰還を見届けた後作られた、改訂版である「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- 〜帰還バージョン」。そして「はやぶさ2」の旅立ちを描いた「HAYABUSA2 -RETURN…
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