「歌おう。おおみそかは全員参加で!」をテーマに放送された昨年末の「第65回紅白歌合戦」。社会現象となった「妖怪ウォッチ」「アナと雪の女王」などの企画コーナーを随所にちりばめ、平均視聴率は午後9時からの第2部で42.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した。前年から2.3ポイント減となったが、7年連続で40%超を維持した。各歌手の出演時間を調べると、最長の歌手は最短の歌手の8倍近い時間を与えられ、歌手間で大きな格差があったことが分かった。NHKが従来の「歌合戦」の性格を崩し、企画コーナーに注力していたことが数字でも裏付けられた。
分析には、録画した番組の内容や時間のデータを抽出できる全録ハードディスクレコーダー「SPIDER(スパイダー)」(PTP社)を使用。出場歌手それぞれの出演時間を調べた。これには曲紹介などに費やした時間も含んでいる。
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