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(4)ウクライナ泥沼化で高まるロシアとポーランドの確執

ビルケナウ強制収容所跡=2005年1月29日、会川晴之撮影

 昨年4月の戦闘開始以来、民間人を含む死者が5300人を超すなど、ウクライナの戦乱が泥沼化している。ロシアとウクライナ、仲介役の独仏両国の4カ国は、昨年9月の停戦合意(ミンスク協定)に実効性を持たせようと外交努力を続け、12日に新たな停戦合意に達したが、依然、出口は見えない。こうした中、ポーランドとロシアが激しいつばぜり合いを続けている。長らくロシアの支配下に置かれたポーランドは、プーチン大統領を「領土拡大主義者」と見て強く警戒。クリミア併合でさらに恐怖感が深まり、過激とも言える応酬を続けている。

 ポーランドは、1990年に民主化を果たし、99年には北大西洋条約機構(NATO)、2004年には欧州連合(EU)に加盟した。昨年12月にトゥスク前首相が2代目のEU大統領に就任、欧州で地歩を固めつつある。とはいえ、大国ロシアとの実力差は大きい。

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会川晴之

1987年毎日新聞入社。盛岡支局、東京本社経済部、政治部、ウィーン支局、欧州総局長(ロンドン)、北米総局長(ワシントン)などを経て、2020年1月から専門編集委員。日米政府が進めたモンゴルへの核廃棄計画の特報で、11年度のボーン・上田記念国際記者賞、日本発の核拡散を描いた毎日新聞連載の「核回廊を歩く 日本編」で、16年の科学ジャーナリスト賞。著書に「核に魅入られた国家 知られざる拡散の実態」(毎日新聞出版)。

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