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東アジアの気になるあれこれ

(2)金正恩第1書記の訪露実現が意味すること

凍結した中朝国境の川、豆満江=2012年冬、米村耕一撮影

 平壌(ピョンヤン)市にほど近い黄海北道(ファンヘプクド)の村を流れる川で、1隻の小舟が苦労して周囲の氷を割りながらUターンしていた。川に張った氷を打ち割って作った「水路」は、小舟が方向転換するには狭かったからだ。先に岸に着いた別の小舟からは重そうな荷物を持った女性や自転車を抱えた年配の男性が下り、それを仁王立ちした地元保安署(警察署)の保安員が見守っていた。

 最近、あるところで見せてもらった北朝鮮国内の映像だ。撮影時期は昨年12月、撮影場所は川を渡ってしばらく歩けば、平壌市内に入れる位置にある。見せてくれた人の説明によると、この映像は物品の販売などのため平壌市内に入ろうとした黄海北道の住民を、保安員たちが取り締まる様子を撮影したものだという。平壌市側の岸に向かう小舟を保安員が見つけ、Uターンさせたのだ。

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米村耕一

1997年10月入社。西部本社(北九州市)、福島支局、政治部などを経て2010年4月から2013年3月まで北京特派員。主に北朝鮮や中国の外交を担当。2010年秋に金正日総書記の後継者として金正恩氏が登場した際には、平壌でも取材した。現在は東京で東アジア・ウォッチングを継続中。

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