住宅・雇用・くらし

震災4年 復興まちづくりの課題

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田村満・「なつかしい未来創造」社長
田村満・「なつかしい未来創造」社長

 東日本大震災の発生からまもなく4年。未曽有の被害に遭った各地では、復興の長い道のりが続く。住宅や道路などの基盤整備から、人々が集うコミュニティーの再生へ。今、何が求められているのか。

融通利かない国の支援−−田村満・「なつかしい未来創造」社長(岩手県陸前高田市)

 経営している自動車学校で今も教官として路上教習を担当している。車窓から街を見渡すと、復興の遅れを実感する。岩手県陸前高田市では山を削って出た土をベルトコンベヤーで運び、中心部のかさ上げを進めているが、あまりにも時間がかかっている。2年の期限だった仮設住宅にはまだ、4000人近くが暮らしている。住民の生活を安定させてからならいいが、行政は街づくりだけを優先させているような気がしてならない。造成を待ちきれずに、自分たちで土地を見つけて家を建て始める住民も出てきた。

 かさ上げした中心部には、商店街をつくるという。ただ商店街の成り立ちというのは、まず集落があって、その人たちが必要とする物を売るお店が集まり始めて、徐々に形作られていくもの。「ここに商店街をつくるので、集まってください」というやり方でうまくいくのかも疑問だ。

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