教育・医療・福祉

介護施設、入所制限 空きベッドあるのに「400人待ち」

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鎌田文子さん(右)は手狭な仮設住宅で義母マサさんを介護する=福島県南相馬市で2015年2月
鎌田文子さん(右)は手狭な仮設住宅で義母マサさんを介護する=福島県南相馬市で2015年2月

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で被災した福島県の市町村で、職員不足により約4分の1の高齢者介護施設が入所者の受け入れを制限していることが明らかになった。ベッドが空いているのに入所できない現状に、被災者からは「避難生活で疲れ果てているうえに、施設があっても人手不足で介護サービスを受けられないなんてひどい」と切実な声が上がる。【高橋隆輔】

 原発事故のため原発20キロ圏の福島県南相馬市小高区から市内の仮設住宅に避難した鎌田文子さん(59)は、日常生活に全面的な介助が必要な要介護4の義母マサさん(87)と夫の3人で暮らす。マサさんは仮設入居後しばらくして、慣れない室内で布団から起き上がろうとして転倒。自力で歩けなくなった。「ばあちゃん、そろそろトイレ行こうか」。文子さんは1時間おきに声をかけるなど付きっきりの介護を続ける。

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