障害者スポーツ

パラリンピックの歴史

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原点はアーチェリー大会

 パラリンピック夏季大会では2016年リオデジャネイロが15回、20年東京が16回目となる。起源は第二次世界大戦の戦傷病者のリハビリテーションにさかのぼる。原点とされるのは1948年7月にロンドン郊外のストーク・マンデビル病院で行われたアーチェリー大会。同病院には44年、戦闘激化に備えて脊髄(せきずい)損傷科が新設された。初代科長のルートビヒ・グトマン医師(故人)は、患者にスポーツによるリハビリと水分摂取を推奨した。

 当時の脊髄損傷者の救命率は2割。だが、新陳代謝を促すなどして死因の大部分を占めた尿毒症を防ぎ、患者の8割が受傷から半年後には仕事に就くという治療成績を残した。大会はリハビリの成果を披露する場として、48年のロンドン五輪に合わせて開かれた。

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