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漫画で解説

米朝師匠逝く、の巻

人間国宝で文化勲章受章 上方落語を復活させた立役者

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松戸電気の前で、菊さんが何か聞いています。なんでも、桂米朝さんの落語だそうです。 2015年3月19日、桂米朝師匠(本名・中川清さん)が肺炎のため、89歳で亡くなりました。戦後、滅びかけていた上方落語を復活させた立役者で、人間国宝に認定され、落語家として初めて文化勲章を受章しました。 上方落語とは、どんな落語でしょうか。大まかに言えば、京都や大阪で生まれた話がまとまった関西の落語です。三味線や鳴り物が入る「ハメモノ」という演出があったり…
「見台」や「膝隠し」、場面転換などで使う「小拍子」といった道具も上方落語の特徴です。江戸落語では、手ぬぐいと扇子が一般的ですよね。渋さを好んだ江戸の人たちに比べ、上方の人たちは派手で陽気な演出を好んだようです。 しかし、上方落語は戦後間もなく、「滅亡間違いなし」と言われるほどでした。 そこに現れたのが桂米朝さんなのです。評論家の元で落語を研究していましたが、上方落語の現状を見てプロの道に進み、数々の文献を調べたり、先輩から口伝を受けたりして作品を復活させました。 名作「地獄八景亡者戯」もバラバラだったものを米朝さんがまとめました。
米朝さんは、上方落語を復興させた「四天王」の一人です。 米朝さんの他に、5代目・桂文枝さん(2012年に桂三枝さんが6代目を襲名)、3代目・桂春団冶さん(大阪の演芸会では3代目と言えばこの人です)、6代目・笑福亭松鶴さん(仁鶴さんや鶴瓶さんの師匠)です。 弟子もたくさん育っています。 上方の落語家さんは大体250人いて、大きく分けて六門あります。 桂米朝一門、桂文枝一門、桂春団冶一門、笑福亭松鶴一門、露の五郎兵衛一門、林家染丸一門です。
米朝一門は、米朝さんの直弟子16人、孫弟子やひ孫弟子、やしゃご弟子までいて総勢70人の大所帯です。戦後間もなくには、上方落語全体でも10人いなかったそうですから、随分と復活したものです。 米朝さんは、月亭可朝さん、桂ざこばさん、桂枝雀さん、桂吉朝さんなどたくさんの人気落語家を育てました。 息子さんも5代目・米団冶を襲名して活躍しており、上方落語は安泰のようですね。 勅使河原賢一くんが「昔の文献を調べて話をまとめるのは大変そうですね」と、しみじみ言います。すると…… カゲマルの師匠は「古文書の整理? いずれやる!」と、散らかしたまま。カゲマルは「拙者がやるしかないのか……」とため息です。

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