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漫画で解説

空き家問題の巻

総住宅数の1割超 高齢化、過剰供給で増加 再利用の動きも

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空き家を見て、八百屋さんが難しい顔をしています。 善蔵は「古い家だ」としか思っていなかったようです。 しかし最近、こういう家が増えています。
総務省によると、空き家は全国で増えていて、2013年の空き家数は約820万戸もあります。総住宅数の1割を超えています。 原因の一つは住宅の過剰供給です。また、住人が高齢となり、施設に移って住宅が放置されるケースもあります。 しかし、そのままにしていたら危ないですよね。突然倒れる可能性や、放火、ごみの投棄などの不法行為も相次いでいて、周辺住民に迷惑を及ぼしています。 ところが、撤去には費用がかかります。一般的な2階建て住宅の場合、撤去費用は100万~200万円程度だそうです。
更地にすれば危険度は下がるかもしれませんが、更地にしても物件によっては固定資産税が上がります。 税額は評価額×税率で求められます。 3000万円の評価額の場合、3000万円×1.4パーセント=42万円ですが、住宅があると税額はこの6分の1になり、最終的な税額は7万円。ところが、住宅がないと6分の1にならないため、最終的な税額は42万円になります。 撤去費用を補助してくれる自治体はありますが、個人への公費支出に慎重な自治体も多いのが実情です。 2015年2月26日には、空き家対策のための特別措置法が一部施行されました。市町村が空き家と判断する基準が、「1年間を通して人の出入りや電気、ガス、水道の使用がないこと」などと決まりました。また持ち主を特定するため、市町村が固定資産税の納税情報を利用できるようになりました。
一方、空き家を再利用する動きもあります。古さを生かしたリノベーションですね。若者にも受け入れられて町の活性化につながりそうです。 商店街を利用したリノベーションもあり、長野県塩尻市の大門商店街は、空き家を借りてイベントなどを行っています。 また、空き家情報を提供する「空き家バンク」制度がある自治体も各地にあります。空き家の再利用は大きな可能性があるんですね。 「八百政」が空き家になっても善蔵がリノベーションするそうですが、「不吉なこと言うんじゃねえっ」と怒られてしまいました。

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