会員限定有料記事
絵本作家、松本春野さん(31)の新作絵本「ふくしまからきた子 そつぎょう」(父の松本猛さんとの共著、岩崎書店)が話題を呼んでいる。東京電力福島第1原発事故後、福島から広島に母と避難することを選んだ主人公の少女「まや」が、自分が通っていた福島の小学校の卒業式に戻ってくるという物語だ。反原発運動に参加する松本さんは、福島での取材を通じて「(反原発運動は)もっと福島で生活を送る人の声から学ぶべきだ」と感じたという。絵本作家、いわさきちひろの孫として注目された松本さんが福島での取材で何を感じ、どう考えが変化したのか。思考の軌跡をロングインタビューでお届けする。【聞き手・石戸諭/デジタル報道センター】
−−「ふくしまからきた子 そつぎょう」は前作「ふくしまからきた子」の続編です。前作から「そつぎょう」までの3年間、松本さんの間でどのような意識の変化があったのでしょう。
松本さん 2011年の夏に、私は福島県飯舘村から避難した小学校に取材に行きました。原発事故後の混乱や避難の話を聞いたのが前作の取材でした。母子避難をした子供たちの話を聞く中で福島から広島に母子避難を選ぶ主人公の姿が決まってきた。
この記事は有料記事です。
残り7048文字(全文7548文字)
毎時01分更新

「晴耕雨読」という言葉になぜかひかれる。土をいじったことも…

東京・竹橋の東京国立近代美術館工芸館が、2月末で東京での活…

全国の受験生に広く知られる学習参考書「古文単語ゴロゴ」が著…