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漫画で解説

「発送電分離」とはの巻

3段階で改革 消費者にメリットある制度になるか

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ののかちゃんは電次さんに電気について分からないことを聞いています。 「電力広域的運営推進機関」とは何なのでしょう。 それは、全国の電力需給状況を監視したり送電網の整備を計画したりする機関です。 2015年4月1日に発足しました。 監視をしてどうするのでしょうか。 電力不足に対処します。電力不足が懸念される地域があれば別の地域の電力会社に送電を指示します。 では発足させたきっかけは何でしょうか。
東日本大震災直後、首都圏は深刻な電力不足に陥りました。 非常時ですら電力の融通がスムーズにできなかったのです。 電力大手10社(北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力)が地域ごとの供給をそれぞれ独占。 電力会社間の送電線整備が進んでいなかったからだと言われています。 広域機関発足は電力システム改革の第1弾です。 改革は3段階に分かれています。 第2弾は2016年、電力の小売り全面自由化です。 今は地元の会社からしか電気の購入はできませんが、それぞれの家庭が自由に電力会社を選べるようになります。
第3弾は20年に予定される発送電分離です。 大手電力会社から「送配電部門」を切り離し、大手も新しい電力会社も送配電設備を公平に使えるようにします。 発電部門は自由化され、ガス会社などが大口顧客向けに参入していますが、大手10社の送電網を借りるため市場シェアは伸び悩んでいます。 改革が実現すると何が変わるのでしょうか。 各電力会社の間で競争が起きて電気料金が下がったり、消費者の選択の幅も広がるだろうと言われています。 ののかちゃんは良いことばかりだと考えたようですが……
商品とはいえ電力はとても公共性の高いものです。 安定供給の維持が重要です。 1998年、発送電分離を実施した米カリフォルニア州では、発電に使うガス料金の高騰から電力不足や電気の売り渋り、発電会社の倒産などが起き、2000~01年に計画停電が頻発しました。 そんなことになったら嫌ですよね。 改正案では、発送電分離を行う前に問題があったら「必要な措置を取る」としていますが……。 消費者が安心してメリットを受けられる制度になるといいですね。 ののかちゃんは電次さんに感謝しています。 電次さんは電気のことなら何でも知っているんですね。 しかし電次さんは、夕食に使うつもりだった冷蔵庫のお肉を勝手に食べ、菊さんに怒られてしまいました。 この電気は使えないみたいですね。

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