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漫画で解説

英国貴族の世界の巻

「ダウントン・アビー」から見る20世紀初頭 丁寧に時代を描く

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アンジェリカはダウントン・アビーにハマって英国風ティータイムをしています。 ダウントン・アビーとは何でしょうか。 「ダウントン・アビー 華麗なる英国貴族の館」は、20世紀初頭イングランド郊外の大邸宅を舞台にした英国のテレビドラマで、日本ではNHK総合で放映しています。 2010年9月に英国の民放局で放送されて以来、世界200以上の国と地域で放送され、エミー賞やゴールデングローブ賞の作品賞を受賞しています。 貴族社会の愛憎ドロドロの人間ドラマで、モンゴメリーさんもチェックしているそうです。
物語の始まりは1912年、豪華客船タイタニック号沈没で伯爵家の相続人だった長女の婚約者が死亡します。 突然、存続の危機に陥った伯爵家は、遺族相続を巡る静かな大騒動に突入します。 キーワードは限嗣相続(げんしそうぞく)という制度です。 親族内で継承順位を定め、1人に限定して相続することで、不動産などの財産が売却や贈与で分割されて失われることを防ぐものです。 女性には相続権がありません。 ドラマでも限嗣相続のため、一番近親の弁護士マシューを屋敷に招き入れますが、伯爵の母や妻、そして長女は庶民的なマシューの存在が気に入らずそれぞれに策略を巡らせます。
また伯爵一家の他に、使用人たちの人間模様も描かれ、執事や従者、メイドなどさまざまな肩書の使用人たちが登場します。 階級社会だった当時の時代背景がリアルに描かれています。 電話が普及を始めたり、第一次世界大戦だったり、時代背景も丁寧に描かれています。 豪華な衣装や調度品といった美術セットが作り出す重厚感のある映像美も圧巻です。 ロケも実在の古城で行われました。 ロケ地のハイクレア城には現在も伯爵夫妻が暮らしています。 見学ツアーなどの観光収入を建物のメンテナンスに充てています。
現代も英国貴族の当主は約750人いますが、相続税の高さや所領の管理など財政面の負担も大きいです。 1994年には伯爵の称号が競売に出されたこともあります。 落札価格は当時40万ポンド(約6400万円)でした。 憧れの貴族生活も維持費が大変そうです。庶民はドラマを見てティータイムを楽しむくらいがいいようですね。 アンジェリカは、喫茶店「サクライ」を英国風に改装して、執事とメイドのコスチュームで接客することを提案しましたが、文太さんに断られました。

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