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漫画で解説

ベトナム戦争終結40年の巻

米も参戦し泥沼 枯れ葉剤の被害今も

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ベトナム戦争終結から40年たちます。 冷戦の影響でベトナムは1954年、南北に分断しました。 米は「アジアの共産化阻止」のために南ベトナムを支援していました。 60年、北ベトナムが支援する「南ベトナム解放民族戦線」(ベトコン=米国側の呼称)による南ベトナムへの攻撃が本格化します。 トンキン湾で64年に北ベトナムが米艦を攻撃したとされる事件をきっかけに、65年、米が北爆と地上戦を開始し本格参戦しました。
北爆とは米国が68年まで北ベトナムに行った爆撃のことです。 この爆撃が反米感情を高めることになりました。 戦争は60年に始まり、米が73年に撤退。 75年にサイゴンが陥落し、南ベトナムが降伏して戦争は終結しました。 しかし、その10年の間にベトナムでは兵士約110万人、民間人数十万人が、米国では兵士約5万8200人が犠牲となりました。 米国もこの長期化は予想外だったようです。
戦いが泥沼化する中、現地の生々しい様子が報道されるようになると世界中で反戦の気運が盛り上がりました。 米では71年に首都ワシントンで25万人がデモを行い、日本でも市民グループ「ベ平連(ベトナムに平和を市民連合)」がデモを続けました。 ゲリラ戦を展開するベトコンの隠れ場所をなくすため、米軍は森林に猛毒の「枯れ葉剤」をまきました。 その影響で、先天的な異常を抱えて生まれる子どもが多いのです。 結合双生児として生まれた「ベトちゃんドクちゃん」は88年に分離手術が行われたものの、兄のベトさんは2007年に亡くなりました。
ドクさんは今も枯れ葉剤被害の現状を訴える講演を続けています。 ベトナム戦争のことをあまり知らない、という人は40年前に公開されたドキュメンタリー映画「ハーツ・アンド・マインズ」を観るのもいいでしょう。 現在、ベトナムは社会主義国でありながら、経済発展を続けています。

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