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漫画で解説

教科書検定の仕組みの巻

2016年度から中学の教科書が変わる ページ数が増えビジュアル化

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俊輔は勉強するところが増えることに困った表情を浮かべ、ののかは今の教科書と別れたくないと言っています。何の話でしょうか。 中学校の教科書検定の結果が公表され、2016年度から教科書が変わるのです。 そもそも教科書検定とは何で、どのような仕組みなのでしょうか。順を追って説明していきましょう。
教科書検定とは、出版社が作った教科書を国がチェックする制度です。 教科書はおおむね4年ごとに作り替えられ、検定に合格したものを使うことが学校教育法で決められています。 まず、文科省の「教科書調査官」が記述内容や誤記などを調べます。 更に、「教科書用図書検定調査審議会(検定審)」で専門的・学術的な調査を行います。 学習指導要領と教科書検定基準を基に調査を行い、一発合格するケースはまれです。 不合格になると、不合格理由は出版社に通知されます。 合否を留保する場合は、検定意見書を出版社に通知し、出版社が修正表を提出すると、また検定審が審査をします。審査は非公開ですが、「議事要旨」は公開されています。
今回変わったところはどこでしょうか。 各教科ともページ数が増え、大きな写真を使うなど、全教科でビジュアル化が目立っているのです。 人気漫画やキャラクターの使用、スポーツ選手の体験談なども特徴です。 2014年に17歳でノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんも社会・家庭・英語で登場します。20年東京五輪の招致活動でスピーチしたパラリンピック陸上の佐藤真海選手も取り上げられています。「初音ミク」を取り上げた教科書もあります。幅広いラインナップですね。
東日本大震災や福島第1原発事故についてほとんどの教科書が触れている一方で、竹島や尖閣諸島の記述が大幅に増えるなど、安倍晋三政権の意向を強く反映した検定結果となりました。 また、新たな学習方法として、アクティブ・ラーニング(課題解決型学習)も重視されています。 生徒が一方的に授業を受けるだけではなく、お互いに意見を出し合って考えようという学習方法です。 虎鉄先生もビシバシ熱血指導すると張り切り、この胸に飛び込んできなさいと言っています。 しかし、虎鉄先生は高校教師。俊輔もののかも、まだ中学生でした…。

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