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緑 慎也・評『進化の謎を数学で解く』アンドレアス・ワグナー/著

◆『進化の謎を数学で解く』アンドレアス・ワグナー/著 垂水雄二/訳(文藝春秋/税抜き2000円)

 環境に適した個体が生き残る。生物進化の仕組みを説明する「適者生存」の考え方だ。それでは、いかにして適者は生まれるのか。

 遺伝子にデタラメにまぎれこむ突然変異による、という説明が一般的だ。遺伝子が変われば、生物の性質や特徴が変わる。その結果、ダーウィンが『種の起原』で提唱した自然淘汰(とうた)によって、生き残る種と死ぬ種が選ばれるというわけだ。しかし、自然淘汰は「すでにあるものを選別するだけ」で、適者の出現を説明できないと著者は指摘する。突然変異だけで適者が出現する確率は「茫然(ぼうぜん)とするほど」低いからだ。なぜかここは現代生物学が見逃していた盲点だった。ここを説明しないと、生命の起源も、その後に起こった…

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