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小倉孝保(毎日新聞欧州総局長)
9月に在位期間が歴代最長に 皇太子に王位は譲らず公務を委任か
女王の即位60年祝賀(2012年6月)や王子の誕生とお祝い続きの英王室に9月、さらに慶事が加わりそうだ。エリザベス女王の在位期間が歴代最長になるのだ。他の欧州諸国では最近、高齢の国王が退位し、王位を譲るケースが目立っているが、英国ではエリザベス女王が王位に就いたまま、公務を徐々にチャールズ皇太子に任せる形をとるとの見方が有力だ。
ノルマン征服王、ギョーム2世(1066年即位)以来、現エリザベス国王で41代目になる。この英国王で在位期間が最も長いのはビクトリア女王(1819〜1901年)の2万3226日と16時間23分。つまり63年と216日だ。エリザベス女王は9月9日、この高祖母の記録を抜く。
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