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勝間和代のクロストーク

feat.瀧波ユカリ/157 ADHDとの付き合い方

特徴、個性として容認を

 大人のADHD(注意欠陥多動性障害)について、当事者やADHDのお子さんをもつ親御さんの投稿が多数集まりました。しかし、多くの方が「匿名でお願いします」と投稿しているように、まだまだ、日本では特徴ではなく、障害と思われているのが現状です。

     片付けられない、忘れ物が多い、時間に間に合わないなどの傾向について、社会が必ずしも容認してくれないことに悩んでいます。もちろん、実行力やアイデアの豊富さはありますが、当事者も周りの人も、うまくそれを生かせないと、やっかいな点ばかりがクローズアップされるのも事実です。だからこそ、まずはADHDという言葉を知ってほしいし、そのエネルギーを上手に使ってほしいのです。

     水ようかんさんは、ADHDの大学生の息子さんを心配しており、社会に出るときにどうやって適応し、生計を立てているのか、他のADHDの社会人の話をもっと聞きたいとコメントしました。匿名のADHDさんは、一人会社を設立し、会社での継続的な人間関係を最小限にしたり、自分の好きな仕事に打ち込める環境を作ったりしました。事務処理は、IT(情報技術)の力を生かして、カバーしています。

     yamadaさんは、かばんはいつもオールインワンでたすき掛けにして、目覚ましやウェブのリマインダー機能も活用しています。れおさかさんは、逆転の発想で、忘れてしまわないように、やることをなるべく最小限にするし、また、きっかけ部分だけは必ずやるなど、気づきを生かしています。

     謙二大塩さんは、ADHDはイノベーターや起業家に向いていることを挙げ、日本でも障害ではなく特徴や個性という考え方を広めて、より支援することを提案しました。サービス業界な為匿名希望さんは、強い個性を自分で認識し、自分の仕事に合わせて磨くべきところと削るべきところを客観視するほか、周りの人への笑顔と元気なあいさつを忘れなければ、うまくいくはずとコメントしました。

     ベストアンサーには、匿名のADHDさんを選びます。ADHDの多くの人が悩んでいることについて、長年の経験からどのようにカバーされてきたのか、細かく紹介しました。

     過去に障害と考えられていたものの多くは、現在は、多様性や個性としてとらえ直されています。ADHDの傾向を持つ人は実は身近で、一人でも親しい友人や同僚にいれば、どう対応すればその個性が生かせるのか、自然と理解できると思います。

     ADHDの当事者もためらいなく自分がそうだと打ち明けられるようになること、そして、周りの人も特徴として受け入れられるようになること、この記事がそのきっかけの一つになれば幸いです。(経済評論家)

     ●勝間さんの提案(4月21日掲載)

     大人にもADHDがあり、自分自身も忘れ物が多く、じっとすることが苦手などの症状の持ち主である。症状を持つ人は恥ずかしがらずに自覚し、周囲に理解、協力してもらい、欠点ではなく特徴だと捉え直したい。具体的な体験談を募集したい。

     *投稿全文はニュースサイトで見られます。「勝間 クロストーク」で検索を。ご意見も引き続き受け付けます。=次回は19日掲載。

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