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漫画で解説

日本が広くなった?の巻

デジタル化した電子国土基本図完成 より正確になった

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日本の国土面積が広くなりました。火山噴火で「西之島」の面積が広がっているからでしょうか? いえ、その理由は、計測方法を変えたからです。 従来は紙の地図を手でなぞり、その軌道を機械が読み取って面積を計算していました。しかし、手作業だとどうしても誤差が生じてしまいます。 今回、地形図をデジタル化した「電子国土基本図」を使用したところ、より正確な面積を出すことが可能になり、全国で10・55平方キロ増加しました。
最も面積が増えたのは長崎県です。1997年に水門が閉じられた諫早湾を陸地に含めたため、26.44平方キロ増えました。 逆に面積が減ったのは北海道です。2014年2月、北方領土の電子国土基本図がやっと完成しましたが、正確な面積は従来よりも狭かったのです。北方領土はこれまで、大正時代の地形図を用いて計測していました。 ちなみに、今回の計測では13年に噴火が始まった小笠原諸島の西之島の面積増加分は入っていません。噴火が収まって測量ができた際に加算するそうです。 さて、そもそも電子国土基本図とは何でしょうか。 電子国土基本図とは、国土地理院が09年から整備している地図のデジタルデータのこと。「地図情報」「オルソ画像」「地名情報」の三つがあり、2万5000分の1の地形図に替わるものです。国土地理院のホームページで閲覧できます。
「オルソ画像」とは聞き慣れない言葉ですが、空撮写真をゆがみのない画像に変換して、正しい位置情報を付け加えたものです。さまざまな地理空間情報と重ねることでより多様な使い方が可能です。 昔も今も、地図を作るのは大変な労力でした。 日本初の正確な地図は江戸時代に作られた伊能図です。伊能忠敬は現在の千葉県に生まれ、隠居後50歳の時に江戸に出て暦学・天文を修めました。
忠敬は1800年から1816年まで、日本初の実測による全国測量を実施。没後の1821年に幕府天文方の手で「大日本沿海興地全図」として完成し、これは大正時代まで約100年間使われました。現在の地図と伊能図を比べてみても、かなり正確だったことが分かるでしょう。 忠敬が測量で全国を歩いた距離は地球1週分の約4万キロでした。善蔵は外回りをサボって、八木ブックスで行楽マップを買ったようですね。サボっちゃダメです。

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