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旧ソ連を歩いて

(19)愛国バイク集団がえぐる欧露の溝

記者会見で欧州批判を繰り広げた後、仲間と談笑するロシアのバイク愛好家集団「夜のオオカミ」リーダーのアレクサンドル・ザルドスタノフ氏(中央)=モスクワで2015年5月13日午後、真野森作撮影

 首筋にのぞく入れ墨、がっちりした体格に不敵なひげ面、黒革のベストの右胸にはオオカミをかたどった金属製の記章が鈍く光る。ロシアで有数のバイク愛好家集団「ナチヌイエ・ボルキ(夜のオオカミ)」のリーダー、アレクサンドル・ザルドスタノフ氏(52)は憤まんやるかたないといった表情で口を開いた。「我々の敵は攻撃の矛先を『勝利』にまで向けてきた」−−。5月9日のロシアの対ドイツ戦勝記念日を巡る愛国主義的なバイク集団の言動から、ウクライナ危機後のロシアと欧州の深い溝が垣間見えた。【モスクワ真野森作】

 夜のオオカミは4月下旬から5月上旬にかけて、対独戦勝70年を記念するモスクワ−ベルリン間のバイク走行「勝利の道」を企画した。メンバー十数人で第二次世界大戦時の旧ソ連兵の戦没者慰霊碑をたどり、戦勝記念日の9日、ベルリン解放を顕彰した現地のモニュメントで献花するというものだ。

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真野森作

2001年入社。北海道支社報道部で7年間を過ごし、東京本社社会部、外信部を経て、13年10月よりモスクワ支局記者。社会部時代は石原都政や夏の平和企画を担当したほか、まわしを締めて相撲の稽古を体験取材したことも。

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