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漫画で解説

産業革命遺産とは?の巻

明治日本の近代化を支えた炭鉱や製鉄所 急速な重工業化が分かる

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6月にも日本に新たな世界文化遺産が誕生するかもしれません。 世界遺産になることが期待されているのは「明治日本の産業革命遺産九州・山口と関連地域」です。その範囲は広く、北は岩手県の橋野鉄鉱山・高炉跡から南は鹿児島県の旧集成館まで8県11市にわたっています。
これらは1850年代から1910年までのもので、幕末から明治の頃の急速な重工業化の過程を示す遺産群。どれが欠けても日本の産業革命の物語は成り立たないと言われています。西洋から来た最新技術と日本の技術を合わせて発展しました。 山口県萩市にある萩反射炉は登録候補の1つ。反射炉とは鉄から不純物を取り除く「製鋼」をする炉のことです。幕末の日本には欧米のアジア進出への危機感があったことから、鉄製の大砲を作るために必要でした。
鉄製大砲を作るため、「反射炉」はたくさん建設されましたが、萩反射炉はその試作炉だと言われます。 また、鹿児島市の旧集成館は明治初期の日本で有数の工場群でした。機械工場、鋳物工場、製薬場などがありましたが、経営難により機械工場だけが残ったもので、国の重要文化財でもあります。 他にもあります。長崎市にある「軍艦島」こと端島炭坑は有名ですね。炭坑で働く人や家族が5000人以上も住んでおり、映画の撮影にも使われました。
三池炭鉱は日本の近代化をエネルギー面から支えた炭鉱です。また、官営八幡製鉄所は日本最大の炭田に近い八幡村(現・北九州市)に作られた製鉄所で、現在も稼働中です。 忘れてはいけないのが近代化に関わる人材を育てた山口県萩市の「松下村塾」です。NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台でもありますね。 世界遺産には、無事に登録されるでしょうか。その可能性については不安もあります。場所が広範囲であることや、歴史的背景から韓国や中国から反発があることなどがその理由です。 3人組は、無事に登録されて祝い酒をくみ交わすことができるでしょうか。

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