カンヌクラシックは、東西の旧作を集めて上映します。中でも、名作のデジタル修復版は隠れた話題の一つです。現在は名作とされる映画も、公開当時は数ある新作の一つ。ネガがなくなっていたり、残されたフィルムが傷んでいたりすることは珍しくありません。デジタル技術を利用して、そうしたフィルムを製作当時の状態に近づけようという試みが世界中で進んでおり、カンヌは復元された映画のお披露目の場ともなっています。
毎回、日本映画も含まれています。今回は▽溝口健二監督の「残菊物語」▽深作欣二監督「仁義なき戦い」▽黒澤明監督「乱」−−のデジタル修復版が選ばれました。18日は「残菊物語」の上映があり、迫本淳一・松竹社長と是枝裕和監督が舞台あいさつ。映画は1939年公開で、妻お徳に支えられて大成する歌舞伎俳優の五代目菊五郎を、新派のスター花柳章太郎が演じています。溝口監督がワンシーンワンカットの長回しを始めた作品…
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