メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

闇の正体

ミャンマー宗教暴動/10 ビルマ族への恨み、転化(2013年11月5日掲載)

 ミャンマー西部ラカイン州の仏教徒ラカイン族は誇り高き民族だ。ラカインの指導者たちを取材すると、真っ先に「栄えある民族史」を延々と説明してくれる。ラカイン王朝は紀元前3000年までさかのぼるという。これは神話に違いないが、中世期の仏教王国は海洋国家としてベンガル湾の覇権を握った。

 その栄華に終止符を打ったのが1784年のビルマ族王朝の侵略だった。40年のビルマ支配を経て1824年、英統治下に入る。ベンガル系イスラム教徒(ロヒンギャ族)がラカインに大量流入したのはその後だ。

 ビルマ支配時代、多くのラカイン族が土地を逃れた。徴兵された者も少なくない。この空白域に英国がベンガル人を入植させる。今に至るロヒンギャ族との対立のルーツだ。

この記事は有料記事です。

残り897文字(全文1214文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ゴーン被告逃亡の手助けした米国人2人の身柄、日本に引き渡しへ 米当局と合意

  2. 大阪市4分割コスト試算「捏造」 市財政局 2日で一変、謝罪 市長面談後

  3. 「限界だった」たった1人の介護の果て なぜ22歳の孫は祖母を手にかけたのか

  4. 大阪市4分割ならコスト218億円増 都構想実現で特別区の収支悪化も 市試算

  5. 石破派、動揺続き「無政府状態」 会長辞任1週間 突然の例会中止 他派閥は引き抜き工作

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです