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SUNDAY LIBRARY

高橋 敏夫・評『おれは清麿(きよまろ)』山本兼一・著

◆『おれは清麿(きよまろ)』山本兼一・著(祥伝社文庫/税抜き720円)

 清麿は刀工の純粋無頼派か。

 江戸幕末期一の刀工と言祝(ことほ)がれる源清麿(1813年〜1854年)は、なにものにも縛られず自由な環境をもとめ、ただ、古今東西誰の刀にも似ない己だけの刀をめざすことに生涯をかけた。清麿の生涯が、安定や成熟、達観や老成にむすびつかず、あまりに早く凄惨(せいさん)な最期をひきよせてしまったとしても、それは清麿みずからが熱烈に望んだことだった。

 幕末の激動期を短く太く駆けぬけた清麿の生涯を、端的に「おれは清麿」とあらわす。まことに潔よく、清々しいタイトルだ。

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