連載をフォロー 漫画で解説 コレステロールって?の巻 2015年6月15日 09時52分(最終更新 6月15日 09時52分) 病気(一般) 心臓病 健康 食 ライフ ライフスタイル 人体に不可欠な脂質 食事で値は大きく変わらない [PR] 八百屋の矢尾さんと魚屋の浜さんは、健康診断でコレステロール値が高いと言われてしまったようです。そういうわけで、肉屋の牛島さんのところのお肉はしばらく控えるようです。 牛島さんは、慌てます。食事でコレステロール値は大きく変わらないんだと2人を説得しようとしています。そこへ「その通り」だという声が。ダリア先生です。 コレステロールは取り過ぎると動脈硬化などを招く悪者扱いをされていました。ところが、日本動脈硬化学会が「食事でコレステロール値は大きく変わらない」と発表したのです。厚生労働省はコレステロールの摂取基準を撤廃しました。さらに米農務省も食事指針を見直す方向です。 しかし、血がドロドロになったり、心筋梗塞や脳梗塞の原因になるとよく聞きますよね。やはり年を取ったらお肉は食べない方がいいのでしょうか? ところが、肉類を取らないとアミノ酸が不足して認知症になりやすくなります。肉類を全く食べないと逆に老化が進むのです。 そもそもコレステロールとは何でしょうか。 コレステロールは3大栄養素の脂質の一種で、細胞やホルモンを作る材料です。脳の神経細胞を保護する働きもあります。人間にとって不可欠な物質なのです。 しかし、「悪玉」という悪いものもあると聞きますよね。確かに悪玉コレステロールは多すぎると動脈硬化の原因になったりしますが、一方で肝臓からコレステロールを全身に運ぶ重要な役割も持っています。 最低限の摂取は必要ですが、過剰な摂取は良くないということです。 コレステロールの約7割は体内で合成され、食事から取る量も一定に保たれる働きがあります。この働きが崩れると蓄積しやすくなるため、食事や運動が大切になるのです。 コレステロールを多く含む食品、コレステロールを上げる食品・下げる食品に気を配ることが大切です。 高すぎるとメタボや心疾患の遠因になるため、運動で減らしたり日ごろの摂生が大事だということですね。 八尾さんと浜さんの2人は牛島さんに、よく知らずにお肉を控えると言ったことを謝っています。 3人は仲直りに飲みに行く気満々です。 ダリア先生が「日ごろの摂生が大事って言ってるでしょ!」と怒っていますね。 文字サイズ 印刷 連載をフォロー 漫画で解説 前の記事 追い込まれたイルカ漁の巻 次の記事 ぎょう虫検査って?の巻 関連記事 20代女子は痩せ過ぎ!?の巻 「脳内出血」と「くも膜下出血」の違い 病気になりにくい血液型?の巻 アナタの肝臓は大丈夫?