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不知火のほとりで

石牟礼道子の世界/27 循環

 <日曜カルチャー>

あの世の声が聞こえる

 石牟礼道子さん(88)は長編小説『十六夜橋』(1992年)で第3回紫式部文学賞を受賞している。

 デビュー作の『苦海浄土』(69年)で大宅壮一ノンフィクション賞などを辞退している石牟礼さんが全国的に知られる文学賞を受賞するのは初めてだ。文体、構成などが近代文学の枠に収まらない石牟礼作品は文壇的な賞とは本来無縁である。当時の式部賞の選考委員は梅原猛さん、多田道太郎(故人)、田辺聖子さん、瀬戸内寂聴さんとジャンル横断的な猛者がそろっていた。

 選考委員長の梅原さんによると、「選考はわずか15分、全員一致で決まった」という。梅原さんは「生者と…

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