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エジプトではラマダン(イスラム暦の断食月)になると、「ソビア」と呼ばれるバニラ風味の白いジュースがよく売れる。街中ではビニール袋に小分けにされて売られている光景を目にする。支局の近所では夕暮れ時、レストランが用意した無料の「ソビア」を求めて、空のペットボトルを手にした人たちが列を作る。日の出から日没まで断食した後、喉を潤し、空っぽの胃に食べ物を受け入れる準備をさせるのに良いと評判だ。
首都カイロで「ソビア」の味に定評があるのが、ジュース店「ハーメド・イスカンダラーニ」だ。創業者の名を冠した店は約60年間、各種の手作りジュースを売ってきた。ラマダンになると、店の前に特設売り場を設置し、「ソビア」などペットボトル入りのジュースを並べる。
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