戦後70年談話

(2) 21世紀構想懇談会報告書全文

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2 日本は、戦後70年間、20世紀の教訓をふまえて、どのような道を歩んできたのか。特に、戦後日本の平和主義、経済発展、国際貢献をどのように評価するか。

(1)戦後70年の日本の歩み

ア 敗戦から高度経済成長へ

 戦後の日本は、戦前の失敗から学び、平和、法の支配、自由民主主義、人権尊重、自由貿易体制、民族自決、途上国の経済発展への支援といった近代の普遍的な諸原則の上に立ち、戦後構築された国際的な政治経済システムの中で、経済復興と繁栄の道を歩んできた。

 先の大戦で焦土と化し、敗戦と共に米国を中心とする連合国の占領下におかれた日本にとり、国としての独立と国際社会への復帰、そして経済の再建が急務であった。日本は、1951年にサンフランシスコ平和条約に署名し、同条約により、翌1952年に独立を達成した。サンフランシスコ平和条約に調印しなかった国々とは個別に関係を正常化した。そして日本は、1951年の世銀・国際通貨基金(IMF)への加盟を皮切りに、19…

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