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東アジアの気になるあれこれ

(3)韓国で過熱するロッテ後継者争いの場外戦

金浦(キンポ)空港に到着し、韓国メディアの質問に答える昭夫氏=3日、米村耕一撮影

 「経済紙を一般紙と同じ枠で扱うのは、おかしいです。枠を増やしてください」。8月3日、金浦空港でロッテホールディングス(HD)の重光昭夫(韓国名・辛東彬、シン、ドン、ビン)副会長の到着を待ちながら、大変な剣幕でロッテグループの広報担当者に詰め寄ったのは、韓国の主要経済紙の記者たちだ。

 日韓両国を中心に製菓や流通など幅広いビジネスを展開するロッテグループの創業者、重光武雄(同・辛格浩、シン、ギョク、ホ)氏(92)の長男、宏之(同・辛東主、シン、ドン、ジュ)氏(61)と次男の昭夫氏による後継者争いは、問題が公になった7月末から1週間連続で朝鮮日報や中央日報など韓国の主要紙の1面を飾り、各テレビ局も連日トップニュースかそれに近い扱いで伝えた。

 後継者争いの一方の中心人物、昭夫氏の日本からの帰国は、100人を軽く超える記者、カメラマンが空港で待ち構えた。経済紙の記者たちが怒ったのは、現場での混乱を防ぐため昭夫氏にマイクや録音機を突きつけて質問できる記者の数をロッテ側と現場の記者団との間で調整し、9人に絞ったからだ。テレビ、新聞、通信社などの代表に割り振った際、経済紙は漏れたらしい。ロッテ側の担当者は「一度、決めた事は守ってほしい」と渋い…

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米村耕一

1997年10月入社。西部本社(北九州市)、福島支局、政治部などを経て2010年4月から2013年3月まで北京特派員。主に北朝鮮や中国の外交を担当。2010年秋に金正日総書記の後継者として金正恩氏が登場した際には、平壌でも取材した。現在は東京で東アジア・ウォッチングを継続中。

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