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@大学紙面から

研究成果公開、博物館が人気 入館無料も

ギロチンなど国内外の拷問・処刑具の復元模型を展示する「明治大学博物館」

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 大学の博物館や資料館が人気を集めている。研究の成果が一般公開されており、無料で楽しめるところも少なくない。夏休み、ちょっと出かけてみませんか。

     親子連れでにぎわっているのが明治大学の「錯覚美術館」(東京都千代田区)。見たものが事実とは違って見えてしまう目の錯覚現象を体験できる美術館だ。「計算錯覚学」という新しい分野の研究で、ユニークな作品が約30点展示してある。

     球体が重力に逆らって坂を上っていくように見える「何でも吸引四方向滑り台」は、研究の第一人者である杉原厚吉特任教授が作った。ある角度から見ると真ん中が高く見えるが、実際は真ん中が一番低い。不思議だ。錯覚が起こる仕組みを計算し、再現している。

    だまし絵のような作品が並ぶ「錯覚美術館」。「何でも吸引四方向滑り台」(杉原厚吉教授作)

     土曜日のみ開館。地下鉄・小川町駅近くのビル2階。プロジェクトが終了するため、12月末で閉館の予定。

     江戸時代の十手やギロチン、「ニュルンベルクの鉄の処女」など国内外の拷問・処刑具が並ぶのが「明治大学博物館」(千代田区)。復元模型とはいえ、背筋がゾッとする。「明治法律学校として発足した明大。これらは人権抑圧の歴史を語る資料として集められたものなのです」と学芸員の外山徹さんが説明する。

     1929(昭和4)年開設と歴史があり、「商品」「考古」部門の展示も充実。駿河台キャンパス・アカデミーコモン地階。

     戦後70年、戦争を見つめ直す企画展が多く開かれている。立教大学池袋キャンパス(豊島区)にある立教学院展示館の「戦時下、立教の日々−変わりゆく『自由の学府』の中で」は、当時の学長の日誌やオリジナル映像を通し、戦争のリアルを描き出す。学徒出陣した同大の渡辺太平さんゆかりの品々、近所に住んでいた作家の江戸川乱歩が残した資料(配給品の配分などを克明に記している)も興味深い。9月4日まで。

     明星大学資料図書館(東京都日野市)では特別展「ペリー、リンカーン、ケネディの挑戦 歴史をつくったアメリカの偉人たち」が開催中。ペリー提督に随行した記録画家の水彩画やリンカーンの直筆署名入り奴隷解放宣言書など、貴重な品々が並ぶ。学芸員の安達奈央さんは「本物に触れてほしいと、第2代の児玉三夫学長が収集したもの。広く一般の方にも見てほしい」。9月30日まで。入場は同大ホームページで事前予約が必要。

     8月22日から企画展<SHIBUYA>が始まるのが「国学院大学博物館」(渋谷区)。区内で出土した考古遺物に始まり、忠犬ハチ公の資料、岡本太郎の原画、東京オリンピック当時の渋谷駅ジオラマなど、点在するモニュメントを一堂に集め、知られざる渋谷をひもとく。「渋谷の履歴書を体感していただければ」と、学芸員の石井匠さん。9月30日まで。

     以上はすべて入館無料。お盆期間は夏季休館のところもあるので、各大学、施設のホームページで確認してからお出かけを。【五十嵐英美】

     ◆主な入場無料の大学関連の博物館・資料館(本文紹介以外)

    明治大学平和教育登戸研究所資料館(川崎市多摩区)

     企画展「NOBORITO1945−登戸研究所70年前の真実−」来年3月26日まで。旧日本陸軍によって開設された同研究所の活動実態を説き明かす

    東京農業大学「食と農」の博物館(東京都世田谷区)

     酒器や古農具を集めた常設展のほか、企画展「『東京農業大学満州報国農場の記憶』−戦後70年にあたって農大と戦争を回顧する−」20日〜9月30日

    武蔵野美術大学美術館(東京都小平市)

     企画展「ポピュラー音楽の世紀」16日まで。所蔵する中村とうようコレクションのレコード資料や世界の楽器で時代を振り返る

    専修大学図書館(川崎市多摩区)

     フランス革命関連の資料群「ミシェル・ベルンシュタイン文庫」を所蔵。10月17〜24日の特別展では「マリー・アントワネットの死刑判決書」が公開予定

    名古屋大学博物館(名古屋市千種区)

     特別展「関戸弥太郎と宇宙線望遠鏡」9月26日まで。日本の宇宙線研究の礎を築いた故・関戸教授の研究と、その象徴的存在である宇宙線望遠鏡3号を紹介する

    大阪大学総合学術博物館(大阪府豊中市)

     江戸時代に愛飲された妙薬に焦点を当てた夏期特集展覧会「藍と薬のめぐりあい−和漢薬『敬震丹』と阿波・大坂−」25日まで

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