メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

図解で納得

電気柵って何?

農作物を守るために設置 感電の危険あり安全対策が必要

[PR]

電気柵って、何のために設置しているのでしょう?
静岡県西伊豆町で7月、7人が感電し、2人が死亡する事故がありました。川遊び中に感電したものとみられます。 そもそも電気柵は必要なのでしょうか? 農作物を鳥獣害から守るためには必要なのです。注意が必要ですから、しっかり学びましょう。
電気柵は、畑などを電線で囲み、触れると電流で衝撃を与える仕組みです。野生動物の侵入や、放牧家畜の脱走を防ぐのが目的です。全国で約70万台が設置されています。 電気柵はバッテリーまたは家庭用コンセントから電源を取りますが、危険を知らせる看板や漏電遮断装置、電流が連続して流れないようにする「パルス発生装置」の設置が法律で義務付けられています。
鳥獣による農作物被害が増加しています。これが、電気柵の需要が増える一因になっています。耕作放棄地の増加や、狩猟者(ハンター)の減少などで、野生動物の生息域が拡大していることが、被害の背景にあります。 農林水産省によると、2013年度の鳥獣による農作物被害は199億円で、ここ数年はおおむね200億円前後で推移しています。最近はシカやイノシシによる被害が目立ちます。
感電すれば、もちろん人体にも危険です。体に10ミリアンペア以上の電流が2秒以上流れると、筋収縮や呼吸困難が起きる恐れがあります。50ミリアンペアが1秒以上だと死ぬ場合もあります。感電の危険性は、次の通りです。 1ミリアンペア:ビリッと感じる程度▽5ミリアンペア:かなり痛い▽10ミリアンペア:耐えられないほどビリビリくる▽20ミリアンペア:筋肉の硬直が激しく、呼吸困難に▽50ミリアンペア:短時間でも命の危険▽100ミリアンペア:致命的な障害や死に至る場合も 体がぬれていると電気抵抗が少なくなるため、更に危険です。
肉屋さんにも子供が6人。子供を守るためにも、安全対策をきちんと取ってほしいですね。
2009年にも兵庫県で電気柵に触れて死亡する事故が起きており、電気事業法などで防止策が定められました。2015年7月の事故以降、電気柵メーカーには看板の注文が相次ぎ、漏電遮断装置やパルス発生装置がセットになった数万円の機器の売れ行きが堅調だそうです。 各自治体は、農家の利用実態の調査に乗り出すなど、再発防止に乗り出しています。
電気柵って何のためにせっちしているのでしょうか? 答えは次の通りです。 農作物を食べる野生動物を電流で撃退するのが主な目的。全国各地に設置されており、感電の危険があるため、注意が必要です。

おすすめ記事

広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. クワズイモは「食えずイモ」 激痛で救急搬送 葉がサトイモ似、各地で誤食被害

  2. 川口のマンションで冷凍庫から乳児の遺体発見 住人の女性らから事情聴く 埼玉県警

  3. GoTo縮小に触れない首相 政策「失敗」認めたくない? 専門家警鐘に動き鈍く

  4. デジタル庁、民間と連携 首相直轄、強い権限 政府概要公表

  5. 学術会議現役会員「世界から笑われる」 政府、非政府組織化を提案

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです