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漫画で解説

オゾン層は今の巻

9月16日は「国際保護デー」 ノンフロン製品も出て回復傾向に

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9月16日は何の日だかご存じですか。実は、「国際オゾン層保護デー」です。 天才てっしーこと、勅使河原ケンちゃんは知っていましたが、電次さんは知らなかったようですね。 さて、オゾン層とは一体、何なのでしょうか。 酸素原子3個からなる気体で、成層圏には大気中のオゾンの90%が集まっています。これがオゾン層です。 オゾン層は地球上の生き物に悪影響のある太陽光の紫外線を吸収してくれます。みんなを守ってくれている大事なものなのですね。
しかし、この大事なオゾン層が破壊されています。 1970年代半ば、塩素を含む特定フロン(フッ素と炭素の化合物、フルオロカーボンの略称)が放出されていました。 フロンは大気中で分解されにくく、オゾン層まで達すると紫外線によって分解(塩素原子がたたき出)され、こうして発生した塩素原子によってオゾンが(酸素分子と一酸化塩素に)分解されてしまいます。 オゾン層が破壊されると紫外線が吸収されにくくなるので、皮膚がんや白内障になったり、免疫力が低下したりします。 そんな危険なものなのに、なぜフロンを放出したのでしょうか。
特定フロンは昔の冷蔵庫やエアコンなどの冷媒に使われていました。しかし、74年に転機が訪れます。 フロンによるオゾン層の破壊と、その危険性が米カリフォルニア大のローランド教授らによって発表され、南極や北極の上空にオゾン濃度が減少した「オゾンホール」が見つかりました。すると、世界中がオゾン層の保護へ向かいました。 具体的には何をしたのでしょう。 1987年、特定フロンの国際的な排出規制を盛り込んだ「モントリオール議定書」が採択され、先進国は1995年までに特定フロンの生産を中止しました。 その後、水素と結びついた「代替フロン」の生産が始まったのですが…
ところが、代替フロンは地球温暖化への影響が二酸化炭素よりも大きいことが分かりました。 今では、「ノンフロン」の製品がたくさんあります。こうした努力で、今世紀後半にはオゾン層はかなり回復すると言われています。しかし、南極のオゾンホールはまだまだ深刻な状況なので、安心はできませんが…。 後日、電次さんが菊さんにお花をプレゼントしました。9月16日が、何かの記念日だと思ったようです。

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