SUNDAY LIBRARY

小川 真理生・評『インテル 世界で最も重要な会社の産業史』

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷

過ちへの学習能力がインテル発展の原動力

◆『インテル 世界で最も重要な会社の産業史』マイケル・マローン/著、土方奈美/訳(文藝春秋/税抜き2100円)

 今やたいていのパソコンにインテルのマイクロプロセッサが入っているので、この半導体メーカーの名前を誰でも知っていよう。2000年には米自動車産業の時価総額を合算した金額を超え、世界最大の製造業となった。

 本書は、30年以上にわたってシリコンバレーで取材し続けてきたジャーナリストの著者が「インテルを創業し、最初の40年を率いた3人の男、ロバート・ノイス(シリコンバレーの主(あるじ)と呼ばれている集積回路の発明者)とゴードン・ムーア(『コンピュータ能力は18カ月ごとに指数関数的に向上する』というムーアの法則の生みの親)とアンディ・グローブ(天才経営者)をめぐる物語」を生き生きと描いた。だから原題は、…

この記事は有料記事です。

残り502文字(全文877文字)

あわせて読みたい

注目の特集