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漫画で解説

世界記憶遺産って?の巻

東寺百合文書とシベリア抑留の記録が新たに登録 計5件に

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2015年の「世界記憶遺産」に、日本からシベリア抑留者の引き上げ記録「舞鶴への生還」と、国宝「東寺百合文書」の2件が登録されました。
世界記憶遺産とはどんなものでしょう? 国連教育科学文化機関(ユネスコ)が1992年から実施している登録事業のことです。フランスの人権宣言や英国の大憲章(マグナ・カルタ)、ベートーベンの交響曲第九番の自筆楽譜、アンネの日記、世界最古のコーランなど、2014年までに301件が登録されています。 日本からは、山本作兵衛作「筑豊の炭鉱画」と、慶長遣欧使節資料、藤原道長の「御堂関白記」の3件が登録されていて、今回で5件になりました。
登録の流れは次のようです。 各国の政府、団体、個人が申請し、ユネスコ国際諮問委員会がユネスコ事務局長に勧告。その後、ユネスコ事務局長の判断で登録されます。1国につき2件まで申請可能ですが、世界遺産と違って国際条約はありません。 今回、登録された東寺百合文書には、将軍・足利義満直筆の文書もあります。 もう一つは、第二次世界大戦後にシベリアなどに抑留され、強制労働させられた記録です。シベリア抑留は1956年まで続き、飢えや寒さに苦しむ過酷な状況下で6万人近くが死亡したと推定されています。
一方、中国が申請した「南京大虐殺」に関する資料も登録されましたが、大虐殺をめぐっては日中の意見が分かれています。これを受けて日本は「ユネスコの政治利用だ」と反発。しかし、今度はロシアも「シベリア抑留資料だって治利用だ」と批判しました。 歴史を正しく知ることは大切ですが、記憶遺産を政治問題にしてほしくはないものです。

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