連載をフォロー 漫画で解説 ツタンカーメンの謎の巻 2015年11月12日 09時52分(最終更新 11月12日 09時52分) 遺跡 歴史 古代エジプトの少年王 王墓の隣に未発掘の埋葬室か [PR] 古代エジプトの王、ツタンカーメンに関する大きな発見が期待されています。 エジプト南部ルクソールに位置する「王家の谷」には、ツタンカーメンの墓があります。そこに、未発掘の部屋があるかもしれないというのです。 この部屋は、ツタンカーメンの義母ネフェルティティ王妃の埋葬室という説があります。この説を唱えているのは米アリゾナ大の考古学者ニコラス・リーブス氏です。 リーブス氏は、ツタンカーメンが埋葬された部屋の北側と西側の壁に割れ目を発見しました。これが、封印された扉の輪郭かもしれないのです。 ロマンに満ちた古代エジプト。どんな歴史をたどったのでしょうか? 紀元前3000年頃、メネス王が第1王朝を開きました。古代王朝は紀元前30年にローマの属国になるまで続きます。 ネフェルティティは紀元前14世紀の王アメンホテプ4世の妻です。 子のツタンカーメンは第18王朝の少年王で、10歳くらいで即位、19歳で早死にしました。死因は骨折にマラリアが重なったためとか、遺伝性の血液疾患だとか言われています。 発掘されたネフェルティティの胸像がベルリンの博物館にあるのですが、目を奪われる美しさです。 古代エジプトの絶世の美女と言えばクレオパトラですが、彼女は古代王朝最後の女王ですね。アクティウムの海戦で古代ローマ初代皇帝になるオクタビアヌスに敗れて自殺します。こうして古代エジプト王朝は滅亡しました。 レーダー探査でツタンカーメンの墓から未発掘の部屋が本当に見つかれば、21世紀最大の発見になるかもしれません。 文字サイズ 印刷 連載をフォロー 漫画で解説 前の記事 医療事故調査制度の巻 次の記事 傾いたマンションの巻 関連記事 古墳にコーフン女子! 沖ノ島ってどんな島?の巻 日本遺産とは?の巻 城跡巡りの魅力の巻