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<初のノーベル賞 湯川秀樹2>「大きな眼で世界を見よ」

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コロンビア大学で撮影された湯川秀樹氏の家族写真。前列左から妻スミさん、湯川氏。後列左から長男春洋さん、次男高秋さん=1950年1月撮影
コロンビア大学で撮影された湯川秀樹氏の家族写真。前列左から妻スミさん、湯川氏。後列左から長男春洋さん、次男高秋さん=1950年1月撮影

 日本人初のノーベル賞受賞者である湯川秀樹氏は、研究そのものだけでなく、平和運動や文化活動にも取り組んだ。シリーズ2回目は、長男の湯川春洋(はるみ)さん(82)へのインタビューと、過去に湯川氏が毎日新聞に寄稿した随筆を通じて天才物理学者の素顔に迫りたい。【照山哲史】

安保関連法「生きていたら大反対しただろう」 長男春洋さん

 近世演劇研究家の湯川春洋さんは、湯川秀樹氏が晩年暮らした京都市左京区の自宅で今月初めインタビューに応じた。春洋さんは「純粋な平和主義者」と父を評したうえで、望んでいた「核なき世界」が実現しない状況を「どうしてこんな簡単なことができないのだろう」と嘆いていたと振り返った。また、今年成立した安保関連法については「抑止力という言葉を信じていなかった父だから、生きていたら大反対しただろう」と語った。

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