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<無戸籍問題キャンペーン>離婚後300日以内の出生届「不受理・修正」8割

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予定日より2カ月早く生まれた男児。今は離婚後妊娠が医師によって証明されているので「現夫の子」だが、生まれた2006年当時は「前夫の子」とされた=家族提供
予定日より2カ月早く生まれた男児。今は離婚後妊娠が医師によって証明されているので「現夫の子」だが、生まれた2006年当時は「前夫の子」とされた=家族提供

 目の前にいる子どもが戸籍に記載されていないとの体験談は、さいたま市の女児のケースを報道後に相次いで寄せられた。「そもそも無戸籍の人はどのぐらいいるのか」。当然のようにわく疑問から、私たちは「離婚後300日以内に誕生する子は前夫の子」と規定し、無戸籍問題の元凶にもなっている民法772条の扱いをめぐって、自治体を対象にしたアンケートを2007年に初めて実施した。一方、無戸籍問題を重視した国は昨年から調査を開始、最新の人数は680人(今月10日現在)となっている。しかし、所管する法務省はあくまでも行政として把握できた範囲の数字として調査の限界を認めており、実態を反映しているとはとてもいいがたい。無戸籍の人数を正確に把握する手立てがない状況は今も変わっていない。【照山哲史】

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