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(14)「ネット爆買い」に見る中国の経済戦略

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「独身の日」(双十一)に合わせ、上海の繁華街ではインターネット通販のバーゲンセールを知らせる広告が並ぶ=中国・上海で11月11日、林哲平撮影
「独身の日」(双十一)に合わせ、上海の繁華街ではインターネット通販のバーゲンセールを知らせる広告が並ぶ=中国・上海で11月11日、林哲平撮影

 清朝を倒し、中華民国が建国された辛亥革命を記念するのが10月10日の「双十節」だ。十が二つ重なるためにそう呼ぶのだが、今や中国では「双十一節」が若者の大きな関心事になっている。中国のネット通販最大手、アリババが仕掛けた11月11日の「爆買い」の日だ。1が並ぶことから「独身の日(光棍節)」と名付け、2009年から販促キャンペーンを始めたが、年々売り上げが増加し、今や1日の売り上げが軽く1兆円を超える。ネット通販の急成長は成長が鈍化し、外需依存から内需主導に向けた構造改革を迫られる中国政府にとっても期待の星だ。

 08年の北京夏季五輪で水泳の会場となった北京市のウオーターキューブ(水立方)。現在はイベント会場としても使われ、昨年11月10日にはアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の夕食会会場にもなった。ちょうど1年後の今年11月10日、日本記者クラブ取材団の一員として北京を訪れ、22年の北京冬季五輪でカーリング会場として再利用される同施設を見学したのだが、内部ではアリババの関係者が同夜から開く「双…

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