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(28)地元識者が読み解くウクライナ危機の今後

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ウクライナ危機をテーマにロシア人工芸家が手作りした木製チェス。赤いネクタイの男性(手前中央)はプーチン露大統領、真後ろはオバマ米大統領、黄色いスーツはメルケル独首相がモデルという。赤い服の女性は「誰も正体を知らないプーチン氏の恋人」。黄と青はウクライナ国旗、赤地に青白の十字は同国東部の親露派武装勢力の旗だ=モスクワ郊外の土産物市場「ベルニサージュ」で、真野森作撮影
ウクライナ危機をテーマにロシア人工芸家が手作りした木製チェス。赤いネクタイの男性(手前中央)はプーチン露大統領、真後ろはオバマ米大統領、黄色いスーツはメルケル独首相がモデルという。赤い服の女性は「誰も正体を知らないプーチン氏の恋人」。黄と青はウクライナ国旗、赤地に青白の十字は同国東部の親露派武装勢力の旗だ=モスクワ郊外の土産物市場「ベルニサージュ」で、真野森作撮影

 ウクライナで2013年11月、当時のヤヌコビッチ政権が欧州連合(EU)との関係強化を棚上げし、親欧米派の市民が抗議デモを開始してから丸2年が経過した。デモ隊と治安部隊の衝突激化で14年2月に政権は崩壊、翌3月にはロシアがクリミア半島を一方的に編入してしまった。首都キエフでは親欧米の新政権が発足したが、ドネツク、ルガンスクの東部2州の親露派武装勢力は「独立」を宣言し、政府軍との紛争に発展。ロシア軍も介入して戦火は拡大し、今年2月の停戦合意後も不安定な情勢が続く。

 パリ同時多発テロなど中東の過激派組織「イスラム国」(IS)の脅威と、それへの対抗策に国際社会の関心が集まる中、ウクライナ危機の影は薄くなっている。だが、ロシアと米欧の関係を中長期的に左右する重要問題の一つであることには変わりはない。ウクライナの政治評論家、ミハイル・ポグレビンスキー氏に現状と今後に関する分析を寄稿してもらった。【真野森作、抄訳も】

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