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コトバ解説

「非常事態宣言」と「戒厳令」の違い

フランスで発令 警察権限を強化 一方は国の統治権が軍に移行

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ののか「3カ月、延長されましたぁ」
ののか「パリの同時テロは世界中に衝撃を与えましたねぇ」 ケビン「その通りデスネ。ところで、何が3カ月延長ナノ?」 ののか「フランスの『非常事態宣言』ですぅ。報道で目にしましたぁ」 ケビン「まだまだ厳戒態勢が取られるワケデスネ」 ののか「ところで、『非常事態宣言』って、どんな宣言なんですかぁ?」
ケビン「確かに『非常事態』と言われても、分かりにくいネ」 ののか「はい……。『戒厳令』という言葉もありますよねぇ?」 ケビン「了解です! 今回は『非常事態宣言』と『戒厳令』について解説シマス」
11月に発生したパリの同時テロ。オランド仏大統領は「非常事態宣言」を発令しました。その内容はどのようなものなのでしょうか? ののか「今回の例から教えてくださぁい」 パリのテロで発令された「非常事態宣言」では、警察権限が強化されています。例えば、テロ準備の疑いがあるなど、危険な活動をしていると思われる人物を自宅軟禁にすることができたり、裁判所の令状なしに家宅捜索ができたりします。 また、一部の地域を立ち入り禁止にしたり、店舗や美術館などの人が集まる施設を閉鎖したり、集会やデモを禁じたりするなど、市民の行動を一部制限するのです。 この事態を受けて、観光業への打撃など、仏経済への悪影響も懸念されています。
国によって違いはありますが、「非常事態宣言」とは紛争や災害などによって国の秩序や治安、国民の安全が危機にひんした場合に政府が発令するものです。今回のフランスのような警察権限の強化の他、報道や出版が制限される場合もあります。 「戒厳令」も国家の非常事態に発令され、市民の行動を制限するものですが、「非常事態宣言」と異なるのは国の統治権(立法、司法、行政)の全部、または、一部が一時的に軍に移される点です。最近では2014年5月にタイで発令されました。 ケビン「この時は反政府デモの激化を受けて陸軍が『厳戒令』を発令シマシタ」
ののか「早く普通の生活に……」
ののか「早く普通の生活に戻れるといいですねぇ……」 ケビン「ソウダネ……。パリでは日常を取り戻しつつあるようデスガ……。さらなるテロへの不安を抱く人もいるデショウネ。では、まとめに移りマース」
「非常事態宣言」とは、「国民の行動を一時的に制限する措置」のこと。 「戒厳令」とは、「国の統治権を一時的に軍に移す措置」のこと。

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