生命保険

高齢化、所在不明…未払い一時は20億円にも

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 「契約者の死亡が確認できない」などの理由で未払いの保険契約が増えていることが、生命保険各社の調査で分かった。保険業界では2005年、支払いを不当に拒む不払いが問題となったが、今回は、高齢になった契約者との連絡が途絶えたり、受取人も亡くなったりしたため、保険金の請求自体なされていなかった。各社は昨夏以降の調査で20億円規模の未払いを確認し、支払ったが、高齢化を背景に「宙に浮く保険金」が多発している模様だ。

 高齢で寝たきりになったり、認知症になったりすると、保険会社の担当者との対応が難しくなるほか、保険料の払い込みが終わって連絡が途絶えがちになるなどの問題が発生する。多くの保険会社で、70歳以上の高齢者が契約者の2割前後を占めるようになり、金融庁は昨年、保険業界に対応を要請。生命保険協会が高齢者の連絡先を把握して支払い漏れを防ぐ指針を作成し、生保各社は昨夏から専門チームを設けるなどして調査を行った。

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