JR北海道

キーは在来線利用促進 新幹線、当初は赤字

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
雪煙を上げながら札幌に向かう特急「北斗」。来年の新幹線開業後は新函館北斗駅にすべて停車する=北海道七飯町の大沼公園付近で
雪煙を上げながら札幌に向かう特急「北斗」。来年の新幹線開業後は新函館北斗駅にすべて停車する=北海道七飯町の大沼公園付近で

 「新幹線の収入確保はもちろん、在来線も含めた需要喚起が必要だ」。11月26日、国土交通相の諮問機関、運輸審議会が函館市で開いた新幹線特急料金の公聴会。JR北海道の島田修社長は、委員に収支状況を問われ、険しい顔で答えた。

 発言の背景には、新幹線単体で開業から3年間、年平均約50億円の赤字予想となる苦しい経営事情がある。新幹線を建設した鉄道・運輸機構に開業から30年間、需要予測に基づいた利用料を払うほか、青函トンネルの老朽化対策や寒冷地対策が重くのしかかる。

 ただ、島田社長が「予想を上回って人の動きが道内に広がれば、当社の収支改善につながる」と語ったように、JR北の努力で増えた収入はそのまま取り分となる。鍵を握るのは、新函館北斗と道内各地を結ぶ約2500キロの在来線だ。

この記事は有料記事です。

残り924文字(全文1262文字)

あわせて読みたい

ニュース特集