連載

藤原帰一の映画愛

毎日新聞デジタルの「藤原帰一の映画愛」ページです。最新のニュース、記事をまとめています。

連載一覧

藤原帰一の映画愛

独裁者と小さな孫

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

権力奪われた独裁者、孫の視点から追い掛け

 イラクのサダム・フセイン、リビアのカダフィ、あるいは北朝鮮の金正恩など、現代世界にも独裁的な権力を振るう政治指導者が後を絶ちません。そして、長く続いた独裁もやがては倒される。なかにはフセインやカダフィのように権力の座から追われたばかりではなく、殺害に至った例もあります。

 独裁政権を描く場合、独裁者の犠牲となった人々の視点から捉えるのが映画では一般的な方法です。それでは独裁者から見ると、独裁政権の崩壊という政治の変動はどのように映るのか。これは世界のどことも知れない匿名の国を舞台として、権力を奪われた独裁者と、その孫の視点から、独裁政権が崩壊した後の社会の姿を捉える作品です。

この記事は有料記事です。

残り1367文字(全文1678文字)

ご登録から1カ月間は100円

※料金は税別です

あわせて読みたい

注目の特集