ジャック・アタリ氏

文明と野蛮性の衝突…ISに乗るな

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経済学者のジャック・アタリさん=東京都内のホテルで2015年12月10日、竹内幹撮影
経済学者のジャック・アタリさん=東京都内のホテルで2015年12月10日、竹内幹撮影

 来日中のフランスの経済学者で思想家のジャック・アタリ氏が10日、毎日新聞の取材に応じた。アタリ氏はパリ同時多発テロについて、仏社会の移民統合の遅れと弱さ、若者の絶望がテロリストにつけ込まれたという見方を提示。「いま世界で起きているのは文明間の衝突ではなく、文明と野蛮性の衝突である」と繰り返し、分断をあおろうとする過激派組織「イスラム国」(IS)の戦略に乗ってはならないと強調した。

 アタリ氏は「移民系の若者が仏社会で置かれた厳しい経済状況が、過激派による勧誘を容易にしている」と指摘するとともに、「民主主義を体現し、高い生活水準を誇るフランスは世界で最も優れた国だ。その価値を手に入れられない過激派の嫉妬も背景にある」と語った。

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