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=東京都千代田区で、望月亮一撮影

 東京は割合あたたかな初冬のためか、それとも日々の慌ただしさに気をとられているせいか、12月、1年の終わり、という実感のない師走です。

 空気がぐんぐん冷えていく、その中で新しい年を迎える。寒さは緊張をもたらしますから、どうもしゃんとしないのですね。

 雑誌の「毎日が発見」には、インターネット上に「毎日が発見ネット」があって、その中で、私は「七十二候だより」を連載しています。節分のあと、「立春」に始まる二十四節気はご存じでしょうか。太陽の高さが最も低くなる冬至と、最も高くなる夏至を一つの軸に、その間の春分と秋分をもう一つの軸にして、1年間を24等分に区切った、言わば“もう一つの暦”。1年間を約15日間ずつに区切って、暮らしの目安となる季節感を表しています。

 七十二候は、この二十四節気の、それぞれの節気をさらに3等分(初候(しょこう)・次候(じこう)・末候(まっこう))したもの。24×3=72、というわけで、自然の変化を細かくとらえています。この二十四節気の気と、七十二候の候を合わせて気候、というわけです。昔のひとも、こうして今と先々の気候を予測しながら暮らしていたのです。

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