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不知火のほとりで

石牟礼道子の世界/37 歓待

 <日曜カルチャー>

深い闇 魂入れの日

 豚の角煮、タケノコとフキの炊き合わせ、タチウオとイカの刺し身、エノキと豚肉の煮付け、ホタテ貝と生シイタケの炒めもの、ポテトサラダ、酢みそネギ、カレーサンドイッチ、梅の漬物、キンカンのハチミツ漬け、セリごはん、アオサの吸い物、イチゴに梅酒、どぶろく。

 1976年3月29日夜。関東から船や車を乗り継いで熊本県水俣市の石牟礼道子さん宅に着いた歴史家の色川大吉さんら、不知火海総合学術調査団の一行はテーブルに並ぶ手料理に息をのんだ。道子さんの采配のもと、母ハルノさん、夫弘さん、妹の妙子さんら一家がこしらえたものだ。

 数日前から石牟礼さんの形相が変わり、料理はもちろん服装にまで気を配っていた。調査団事務局の羽賀しげ…

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