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兵庫県から北海道にかけての日本海沿岸部に10月以降、木造船が相次いで漂着している。船の中や近くに流れ着いた遺体は男性ばかり31体。形状や文字、積載物からほとんどは北朝鮮の漁船とみられ、朝鮮半島沖で漁をしていて遭難した可能性が高い。これほど多くの遺体が流れ着くのは異例で、専門家は「北朝鮮は水産業の発展を鼓舞しており、軍などにより経験の浅い人が漁に動員され、遭難しているのではないか」と推測する。
毎日新聞が各地の海上保安本部などに取材したところ、10月からこれまでに、形をほぼ保った状態の木造船が13隻、バラバラになった船とみられる多数の木片も含めると計14隻が漂着した。多くが長さ10〜13メートル、幅3メートル前後。船底が平らな「平底船」で、防水用のタールが塗られるなど、北朝鮮の漁船の特徴に合致する。
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