新国立競技場(東京都新宿区)の計画案二つが14日公表された。白紙撤回された旧デザイン案の決定から3年余。今回公表された2案の外観について、地元では「シンプルで良い」と好意的な言葉が相次ぐ一方、市民団体は規模の大きさを疑問視した。関係者からはさまざまな意見が出た。
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は14日、東京都内で取材に応じて「僕らにとっては外のデザインよりも中身。どっちがいいと言うより、中身がどうなっているか」と組織委としての立場を強調して切り出した。
巨大な弓状のキールアーチが特徴だった旧デザイン案を「生ガキ」と表現し、組織委のトップらしくない発言と批判を受けた森会長。2案の外観への印象を問われると再び「外側だけ見るとB案の方がいい。いかにもスポーツという雰囲気が出ている。ギリシャの神殿みたい」と口を滑らせ、対するA案に「大会をやっているという明るさがない」と、ばっさりと切り捨てた。
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